自分は他人より劣っていると分かっているのに行動できない
正しくは、「できない」のではなく「しない」のかもしれない。
同年代の人間を1000人並べたら、どう考えても自分は最下位になると思う。
その1000人に対して、自分が志す学問であれ、まったく別の分野であっても、彼らには遠く及ばない。
劣等感が服を着て歩いているようなもので、何をしようと、どこへ行こうとも、周りの人間に劣っている。
こうしてしたためた文章も、上手い人が書いた文には遠く及ばない。
それでいいと思いたいが、一度目に入れたものは、意識として身体に残るのだ。そうして長い間、私を蝕んでいく。
道端に生えている雑草にすら劣っているのではないかと最近よく思う。
色々な方面で、状況が芳しくない。
それは自分の所為だと分かっているから尚更感情を抉る。
人よりも劣っていると認知しているのに、人の何倍も頑張らなければならないと頭の中では理解しているのに、体がどうにも動いてくれない。
意欲が湧くのが自傷行為くらいで、流した血液の分だけ意識が向上したらなあといつも思う。
自分で自分の頑張りを評価するのが、そもそもの原因なのかもしれない。
「ここまで頑張ろう」と自分では思っているが、世間一般では「そこまでしか頑張れないの?」というレベルなのかもしれない。
だから何をしてもダメなんだ、きっとそうだ。
人それぞれという言葉で奈落に突き落とされる。
そもそも自分がその「人」に分類されるのかも謎だ。こんなに出来の悪い人間は然う然ういないんじゃないかと思う。だからきっと私は人間ではないのだ。
出来損ないの、、きっと人間になりそこねた何かだ。そうでないなら、本当に、生きる価値のない存在だ。
出来が悪い人間が世に出て何の役に立つのだろう。人間関係も、学業も、全てにおいて人より劣っているんだ。良いところなんてまるで無い。そんな人間が生きていていいはずがないのだ。