くらり

メンヘラと中二病

命日

二年前に死んだあの子の。

とても愛したあの子の

泣いたらその子も悲しむとか言われるが、それでいい。死んで尚、私の存在を覚えていてくれ。お前を愛したひとりの人間だ。
種族は違うが、確かに、愛していた。

恋慕ではない。親情に近い。

死んだらお前を食むからねと、約束した通りに、去年の冬に骨を少しずつ噛んでいた。
落として無くした日は、全く関係ないのに、悪いのは自分なのに、その日に外出の予定を作った相手先を憎んだ。
家族で骨を分けたので、母親に分けてもらった。
それも少しずつ食べてる

頭がおかしいと思うか?
だって仕方ないじゃないか。
忘れてしまう、こうしないと。約束がなかったことになってしまう。

早く死んであの子に会いたい